太陽の象徴ー三足烏について

太陽の象徴―三足烏に関する考察

三足烏(さんそくう、さんぞくう、拼音: sānzúwū サンズゥウー)は、中国神話に登場するで、太陽に住むとされ[1](ただし他の神話もある)、太陽を象徴する。日烏(にちう、拼音: rìwū リーウー)ともいい、月兎と対比される。

ばしば3本の足をもつとされ、三足烏とも呼ばれる。また、金色という説もあり、金烏(きんう、拼音: jīnwū ジンウー)とも呼ばれる。

<フリー百科事典ウィキペディアより>

<青柴垣神事の様子>

 

<太陽の象徴 三足烏>

 

<月の象徴 兎>

 

<2000年11月1日の太陽のCa映像>

 

<2000年11月4日の太陽の紫外線映像>

 

古代から東洋の歴史の舞台で、三足烏は、常に太陽の象徴として登場する。

現代は、科学技術の進歩によって、太陽はより詳細に観測され、膨大なデータと共に、様々な種類の映像でリアルタイムに提供されている。

しかし、古代において、太陽は肉眼でしかとらえることができなかった。その古代人が、太陽の中に三足烏を描いたのは、何を意味するのであろうか。

古代人が月に兎や蟾蜍(ヒキガエル)を見たというのは、月の模様から想像力を働かせたのだろう。しかし、太陽の中に三足烏を見出したのは、朝陽か夕陽の中に鳥のような影を見出したからに違いない。それは、おそらく巨大な太陽の黒点であったと想像される。

黒点は常に複数で現れる。常に群れで行動する黒い鳥―烏を連想したのであろう。しかし、肉眼ではっきり黒点をとらえることができ、それが多くの人々の心の中に強く印象付けられた時代があったということが重要である。すなわち、それは、太陽の黒点活動が非常に活発な時代であったということである。その時代は、太陽の活発な活動によって、様々な異変が起きたと思われる。人々は、太陽を畏怖し、太陽を神格化し、多くの人々が太陽を崇拝したのではなかろうか。古代文明の中に、太陽を崇拝する信仰が多いのも、それを象徴すると思われる。

2000年11月1日のCa映像は、肉眼ではなく、CaII 8542Å magnetogram (Kitt Peak) の映像だが、再び肉眼で太陽表面に三足烏が見出されるとき、それが人類の新しい時代の始まりとなるのではないだろうか。

 

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